===< メンズスカートファッション満喫旅行 >===
■ ロビンさんとスカートファッションで飛行機に初搭乗
(2002/05/11)
メンズスカート(以下、メンスカと略します。)でのフライトを実施する日がやってきました。
メンスカフライトを実施するときに一番問題だったのは、いつどのタイミングでメンスカになるのか?ということでした。一番の理想は自宅からメンスカのままで出かけられるのが一番なのですが、さすがに私もまだそれは無理なので、今回一緒に行くロビンさんと空港で着替えることで打ち合わせしていました。
で、次は空港のどこで着替えるか?ということが問題になりました。まず大きな区切りとしては手荷物検査前か後かで議論しましたが、結論は手荷物検査後にということになりました。 これは空港という施設の目的上、メンスカの状態が見られないということはないので、どうせ見られるなら、まだメンスカでの外出には慣れていない私たちには、少しでも人数が少ないほうが良いのでは?ということになりました。もっとも、手荷物検査後は行動できる空間がかなり制限されてしまうのですが、それは動かなければそれほど目立つものではないという結論に達しました。
でも、予定では手荷物検査を通過して、すぐにメンスカに着替えて搭乗を待っていようと考えたのですが、やはり、大勢の人がいる空港となるとなかなか行動を起こせませんでした。そうこうしているうちに、飛行機の搭乗開始時間になり、搭乗者が機内へと乗り込みはじめました。当然、私たちもこの飛行機に搭乗しなければならないため、勇気を出して、トレイに行って着替えることにしました。
旅行バッグからスカートを取り出し、ズボンを脱いで穿きかえる時は、これまで自宅内でしかメンスカになったことがない私には、ドキドキ感で一杯でしたが、スカートに穿きかえた後は、ついに私もメンスカで人前に出るぐらいの勇気はついたのか?とちょっぴり、自分の成長に納得しました。
そして、ロビンさんの方も着替えが終わり、いよいよトイレから出る瞬間が来ましたが、このときはタイミングが難しいなって思いました。そして、タイミングを見て、トイレから出た後は、「あとはなるようになれ!」とある意味、開き直って堂々とトイレから出ていきました。
もちろん、この時からいろいろな方には私たちのメンスカは見られたわけです。でも、私たちはその辺の視線には気にせず、まっすぐ搭乗ゲートを通過しました。航空会社職員とはマンツーマンで、チケット改札機を通過する際、私たちの姿は見られたはずですが、特に反応はなかったです。ある意味、このような方々には、私たちが思っているほど、めずらしい光景ではないのかもしれませんね。
搭乗ブリッジを歩いて、機内へ乗り込む際、客室乗務員(=今はスチュワーデスと呼ばないのが望ましいらしい)に見られましたが、そこもわけなく通過、そして自分たちの席に一目散に向かい、やっと着席しました。
着席すると徐々に気持ちが落ち着いてきましたが、今回はロビンさんが一緒に搭乗してくれたということが一番、心強かったことと思います。もし、ロビンさんの大阪行きがなければメンスカフライトは次回以降にお預けだったかもしれません。
飛行中は特に何もありませんでした。ドリンクサービスを行っていた客室乗務員に感想を聞きたいところでしたが、言葉をかけるきっかけはありませんでした。
そして、飛行機は順調に飛行を続け、予定到着時間に関西国際空港に無事着陸しました。メンスカのままで万が一、事故ったら困るなぁと思っていましたが、まぁ無事に着陸できてなによりでした。そして、客室乗務員の方に、ロビンさんと二人揃っての写真を取ってもらいました。予定では、客室乗務員の方々、全員との集合写真を考えていたのですが、飛行機が混んでいて慌ただしかったこともあり、それは次回以降にお預けとしました。
飛行機から降りた空港内ロビーは、夜だったこともあり、空いていましたので、それほど多くの人にはメンスカは見られなかったようでした。
こうして、私のはじめてのメンスカフライトは無事にその目標が達成できました。ちなみにロビンさんは、ロングのフレアスカートで飛行機に搭乗しました。
メンズスカートファッションで飛行機に乗れるとは、夢にも思っていませんでした。そして自分一人なら、きっと実現できなかったことですが、ロビンさんが同行してくれたお陰で勇気を出してメンズスカートで飛行機に乗れることになったわけです。この時、「自分の夢は、やはり思っているだけではなく、少しの勇気を出して行動を起こさなければいけないなぁ」と感じました。
今回のファッションは、黒のミニスカートとベージュのジャケットという組み合わせにしてました。
ジャケットは当然のことながらメンズものです。やはり、スカートに合わせるとなると丈が長いのが気になりましたが、短い丈のものが見つからなかったため、それを着ることにしました。別の考えでは、ジャケットではなく、サマーセーターやシャツなどの組み合わせを考えたのですが、ジャケットだと、フォーマルな感じとカジュアルの両方に着まわしできるため、今回のような長旅の時には、とても重宝しました。また、とっさの時は、ウエスト部分をジャケットで隠せるために、椅子などに座っている時は、スカートを穿いていることがわかりにくくなるなど、いろいろと便利でした。
スカートは黒のミニ丈としました。大衆の前での始めての外出なので、いろいろと考えたのですが、メンズスカートの姿でそう何度も飛行機に乗れる機会があるとは限らないため、ここは自分が好きなスカートを穿いて行くこととしました。
ソックスはハイソックスで、肌色のパンストを下に穿いています。パンストを穿いた理由は、やはりスカートを穿く時には、すべりがよくなるので、穿きました。
靴は合わせやすいカジュアル系の靴を履きました。
|