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(2002/06/28 更新)

外出体験日記


  ===< メンズスカートファッション満喫旅行 >==
  ■ 和美さん、あやさんたちと大阪オフ会
   (2002/05/12)

 今回のメインイベントである大阪オフの当日を迎えました。集合場所は天王寺駅のホームで、和美さんとロビンさんと私の3人であやさんとの合流を待ちました。集合時間ごろ、あやさんが表れました。あやさんの花柄を間近で拝見したときには、「すごいなぁ〜」と思いましたが、実に穿きこなしているとも思いました。
 その後、電車に乗り、大阪駅まで移動しました。途中、多くの乗客に視線を浴びているのは感じましたが、特に気になるほどではありませんでした。これもやはり仲間と一緒に行動しているためと感じました。
 大阪駅の集合場所である噴水の前で他の仲間との合流を待ちましたが、結局は、合流する人はいませんでした。その間、あやさんがトイレに席を外しましたが、トイレから戻ってくる最中、外国人の人が頭を押さえて「Oh, my got!!」のようなアクションを取ったとのことでした。さすがにそれだけ、あやさんの花柄はインパクトが強かったのだと思います。

 10:30ごろ、集合場所から、地下道を歩きながらデパート散策に出かけることになりました。先頭を和美さんとあやさんが歩き、その後ろを少し遅れて私とロビンさんが歩いていると、あやさん方の姿を見つけた通りすがりの人の1/3から1/2ぐらいの人は、必ず、すれ違ってから後ろを振り返っていました。今の世の中ではメンズスカートファッションがめずらしいこともあるのでしょうが、さらに花柄のスカートの男性と言うことやロングを穿いた男性を見たということなのでしょう。振り返って驚嘆に言葉を失いかけている年輩の方や、仲間と「うそぉ!」といいながら騒いでいる若い人たちなど、反応がさまざまで、私としては、男性がスカートを穿いて外出するとこれだけ、注目されることを改めて実感しました。それにしても先頭を歩く、和美さんとあやさんは、何のためらいもなく、堂々と人混みの中を歩くことには、こちらも勉強になりました。

 大阪駅近くのデパートについて、主にスカートが置いてある売り場を歩きましたが、その時も、和美さんやあやさんは、まるで女性と同じように気軽にスカートを手に取ってみたり、自分の体に合わせてみたりと普通にショッピングを楽しんでいるようでした。私は特に今回は買いたいものがあったわけではなかったので、ショッピングはそれほど力を入れませんでしたが、それより、ショッピングをしている間、売り場にいるお客さんの反応を見ているのがとても面白かったです。

  デパートでのショッピングを終えた後、午後からは、大阪城公園に行ってみようという話になりました。そのため、再び、大阪駅の噴水広場まで戻ってきて、ナオさんとの合流を待ってから、お昼をどうしようか話していると、近くの派出所のお巡りさんが私たちのところに寄ってきました。そのお巡りさんもメンスカを見たのは初めてだったのでしょうか?、突然、声をかけてきて「それ(=メンスカのこと)は、どこかの民族衣裳?」と訪ねられました。(良質の職務質問だったかもしれません(笑))
 そして私は「女性はスカートやズボンを穿くように、男性もズボンばかりではなく、スカートを穿いてもいいのではないかということでこういう恰好をしているんです」といったようなことを話したら、それなりに納得して私たちから離れて行きました。このとき、私は「これでお巡りさんもまたひとつ勉強になったかな?」と自己満足していました。
 この後、ナオさんも参加し、近くのデパートのレストランで昼食タイムとなりましたが、レストランにいたお客さんたちには注目されてしまいました。本当はここでいろいろと情報交換したかったのですが、やはり雰囲気が雰囲気で「おれたちがスカート」とか「フレアがいい」とか「ミニがいい」とか話をするには、ちょっとしにくかったです。この時、やはりこういう話をする時は、居酒屋みたいに周りが賑やかな所とか、公園みたいに広くて、人と人の間の距離が離れている所が良いなと思いました。
 そして、食事が終わったのち、JR車内で注目を浴びながら、大阪城公園駅をめざしました。

 大阪城公園駅に着くと、またまた注目を浴びました、先頭をあやさんとナオさんが歩いており、その後ろを少し遅れて、和美さんと私が歩き、さらにその後ろをズボンのままのロビンさんが歩いていました。
 やはり、多くの人が、あやさんの花柄に反応して、必ずと言っていいほど振り返って、歓声をあげたり、固まったりしていました。その中でも、もっともリアクションが大きかったのは、大阪城の入り口の門付近で、すれ違った男性で、あやさんのスカートを見て、すれ違った時「えぇ〜〜、うそぉ〜〜、すげぇ〜〜!」みたいなまるで言葉にならない奇声を上げて、仰天していました。和美さんの予測で、「きっと今の男性はスカートに興味あるに違いない」と言っていました。今、思えば、その方に感想を聞くべきだったと思いました。

 そして私たちはさらに奥深く入ってゆき、ちょうど、休める場所で休憩していろいろな話をしました。「メンスカ販売の企画をどうするか?」「メンスカを普及させるにはどうしたら良いか?」など、話はつきませんでした。
 そして、この時、いままでズボンで同行してきたロビンさんも、トイレで着替えをしてメンスカでオフ会に参加しました。
 その休憩場所で座談会をしている時でも、時たま、通りすがりの人でもこちらの足元をみてスカートに気付くと、見て見ぬフリをする人から、じぃ〜と見る人まで、人さまざまでした。その中でも一番、じぃ〜と見られたのは、ナオさんとロビンさんが帰路に着くためにズボンに着替えにトイレに行っている最中に、あやさんや和美さんのスカート姿(多分、私も見られていたとは思いますが(笑))を、じぃ〜っと穴があくほど、見ているおじさんがいました。時間にして10分ぐらい、じぃ〜っとこちらをさらに至近距離(約5mぐらい)から見ていました。
 おじさんは何を思っていたのでしょうかね?「ついに男もスカートを穿く時代がきたのかぁ」と思ったのか、「あいつらスカート穿いて頭おかしいやつらか?」と思ったのか、今思えば、さっきのビックリ仰天の男性と同じように、おじさんにも感想を聞くべきだったと思いました。

 ナオさんとロビンさんの着替えも終わり、大阪城公園駅に戻る最中にも、再び注目を浴びていました。特にその途中、露天の人が私たちの恰好をみて「暑くなるとこういうやつらが増えるんだよな」と言っていた言葉を私は聞き逃しませんでした。そして、さらに駅に戻る途中、路上ライブを行っている方の通路と、そうでない通路があったのですが、あえて、先頭を歩いていたあやさんは、路上ライブをやっている通路の方を歩いて行きました。
 そうなると、いままで遠巻きで路上ライブを見ている人の中の何人かは、こちらのメンスカに気付き、小声でささやいたりしていました。

 そして大阪城公園駅まで戻ってきた時に、学生達(多分、修学旅行中の学生だったと思います。)の集団の前に私たちが表れました。すると、またまた、注目をあびましたが、その中で一番、おもしろかったリアクションは、私とあやさんが、ホームの階段を降りて行く時、ゆっくり歩いていた女子生徒達数人を階段部分で抜いて先に出ました。するとまもなく、後ろの方から「えっ?う、うそぉ〜〜!!、ぎゃはは!」みたいな歓声が聞こえました。おそらく、あやさんのスカートとか私のミニを見てビックリしたのでしょう。そしてそさらに面白かったのは、その騒ぎ出した女子生徒の横を和美さんがメンスカで横切っていった時、その騒ぎが、急に「黙」に変ったとのことでした。恐らく、前方を歩いていたメンスカにびっくりした途端に、第2弾のメンスカが通り過ぎたからなのでしょう。この話は帰ってからもしばらく私たちの間で盛り上がっていました。

 その後、JRで天王寺駅まで戻り、和美さんとあやさんとロビンさんと私の4人で、チョコレートパフェやケーキを食べて、今日1日を振り返りました。そしてあやさんが自宅に戻るタイムリミットが来たため、あやさんと別れを告げ、7時ごろ、和美さんとロビンさん私の3人で、天王寺駅周辺の店で夕食を取って、短かった大阪オフは無事に終了となりました。そして、そこで食事をしている最中に、ゆかりさんから少しだけ顔が出せるという連絡が入ったため、天王寺駅で待ち合わせてから、ホテルで行って話をしようということになりました。


 私も地元では、ミニオフ会は何度か行いましたが、今回のように長時間なオフ会参加は初めてでしたので、いろいろな部分で多くのことが体験できました。特に、スカートを穿いて平日街中を歩くと、一般の人たちがあのような反応を示すということを体験できたことはとても勉強になりました。また、今回はロビンさんがズボンで参加し、私たちより、少し距離を置いて歩くことによって、メンスカ本人たちの前では、決して声にしない人たちでも、すれ違ってしばらくしてから、いろいろな感想や雑談をしているのを耳にできたことは、私たちメンスカの普及を考えているものにはとても重要なキーワードも含まれているようでした。

 なお、今日のオフを終えて感じたことは、やはりメンスカの情報交換がゆっくりできる場所をあらかじめ予約しておくのがいいのではないかと思いました。電車やレストランの中では、周りをきにするあまりやはり思っていることの半分も言えないと感じました。これは次回以降のオフ会の時に、参考にしたいと思います。


 今回の大阪オフに参加するにあたり、一番悩んだのはやはりどんなメンスカファッションで行くかということでした。

 ロングにすべきか?、膝下にするか?、ミニにするか?。
 結局、スカートについては、個人的にはミニの方が、フレアよりも女性的なラインが強調されないと思ったことや、自分自身がミニが好きということもあって、写真にあるようなミニにしました。しかし、今回はカジュアルさを出すために、カーゴスカートにしました。もちろん、カーゴスカートだからといって男性らしさが強調されるものではありませんが、普通の無地のスカートよりは、前開きチャックや、ポケットがあるということで、男性でも穿きこなせる可能性があるのではないかと思い、これを選択しました。

 トップスは、今回の旅行で着回ししているジャケットで、中には、スカートと同系色のグリーン模様の半袖のシャツを着ました。

 ソックスについては、当然、メンスカを強調させるためにハイソックスとしましたが、下には肌色のパンストを履いていました。途中までは、このパンストを履くべきか履かないべきか結構悩んだのですが、まぁ、肌色であれば、私が好きな黒のパンストとは違って目立たないだろうと思ったことや、やはりスカートにはパンストを合わせたい私の信念から、パンストも履くことにしました。

 靴は今回の旅行中ずっと履いているものです。

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