===< メンズスカートファッション満喫旅行 >===
■ スカートファッションで新幹線に初乗車
(2002/05/15)
既にメンスカのまま、飛行機に搭乗という夢を果たした私でしたが、もうひとつの夢として、メンズスカートのまま新幹線の乗車にもチャレンジしてみるのも、今回の夢でした。ただここで気になったのは、飛行機への搭乗の際は、ロビンさんが一緒にいてくれたことでとても心強かったのですが、今回は、一人で乗車しなければならないということでした。
そのため、なんかのトラブルに巻き込まれた時、いやだなと思って躊躇していたのですが、以前から言っているように犯罪行為をしようとしているわけではないということや、この機会を逃すと次回はいつメンスカで新幹線に乗ることができるかわからないため、勇気を出して、メンスカでの乗車を決意しました。
そこで、次に問題になったのは、どこでメンスカファッションになるかということでした。一番面倒くさくないのは出発のホテルからその恰好で出るのが良かったのでしょうが、それは無理だったので、駅のトイレで着替えることにしました。次に、ではどの段階の駅で着替えるべきか悩みました。一番、世間に見られないようにするためには、新大阪駅のトイレで着替えるのが一番良かったのでしょうが、大阪に来てから今日までに自分の根性?を見ていると、きっと新大阪駅までズボンでいくと、きっとメンスカファッションにならないまま新幹線に乗ってしまうような気がしました。
そこで、勇気を出して天王寺駅のトイレで着替えて新大阪駅まで行くことに決めました。トイレで着替えて、ホームに出るまではもう何度か行ったこととはいえ、やはり仲間がいないと不安でした。そしてホームに降り、先発ではなく、わざと後発の列車を待ちました。そして後発の列車がホームに入ってきましたので、勇気を出して電車に乗り、座りました。膝上に大きな旅行バッグを置いて抱えていたので、スカートの長さはそれほど見られていないと思いますが、膝から下はパンストを履いた脚が出ていたので、間違いなくスカートを穿いていることは見られたと思います。ただ、乗客に恵まれたのか、騒がれるようなことはありませんでしたし、ベンチシート型座席の向いに座っている人たちも見て見ぬフリをしていました。
そうこうしているうち電車は、大阪駅に到着しました。ここから新大阪まで一駅ですが、乗換えをしなければなりませんでした。でも、こうなったら前進あるのみです。乗換ホームは偶然に発車まぎわの電車に乗ることができ、待ち時間無しで乗換えができました。当然、一駅なのでドア付近に立っていたのですが、何となく周りからメンズスカートへ視線やささやき声が聞こえたような気がしました。
新大阪駅について新幹線乗車まで1時間ぐらい時間に余裕がありましたので、ベンチで休んでいました。当たり前のことですが、メンスカファッションであっても、動かなければほとんど気付かれませんでした。
新幹線の入線時間になったので、ホームで列車を待っていたのですが、この時は、さすがに多くの人がこちらのメンズスカートを見ていたようです。やはり、どこに行っても感じますが、みんなメンスカはめずらしいんだろうなぁ〜って思ってしましました。
新幹線への乗車が開始されたら、すぐに乗り込みました。あとは出発の時を待つだけです。そして何事もなく、新幹線は予定通り新大阪駅を出発しました。新幹線が動きだしてしばらくしてから、あらかじめ駅で買っておいた駅弁に舌鼓みをしました。後で思ったのですが、こういう精神状態の時はあまり、弁当などボリュームのあるものを食べない方がいいかもしれません。というのは、お腹が空いていてもスカートを穿いているという不安や、ウエストがきつくなるからということです。でも食べ物を残すのは罪悪感があったので、いつもの時間より少し長めにはなりましたが、結果的には全て食べました。
途中、広島か岡山だったか忘れてしまいましたが、となりに乗っていた男性が降り、代わりに女性が乗ってきました。おそらくその女性も隣の男性客がスカートで内心はびっくりしていたと思います。もちろん、その女性もスカート(キュロットだったかもしれませんが)を穿いていました。そのせいか、なぜか不思議に対抗意識が湧きました(笑)。
車内では、何のトラブルもなく過ぎ、無事に博多駅に到着しました。右上部の写真は、その時、車掌さんに撮ってもらったものです。本当は、もっとはやい段階で隣りに座っている女性とかにお願いすれば良かったのですが、なかなかタイミングがとれず無理でした。
そして博多駅のホームを降りていったとき、ちょっとした集団に出くわしてしまいました。そう、修学旅行の学生たちの集合場所の真ん前に出てしまいました。すると、私の恰好に気付いた学生さんが騒ぎだした。だんだん、その声が大きくなってきて「えぇ〜!」「うそぉ〜!!」みたいな声が視線とともに、こちらに向かって飛んでくるようになりました。その時、私ももう逃げることも出来ないとあきらめがついていたせいか、つい調子にのって手を上げて、その学生さんたちに応えてしまいました。これから出発の学生さんだったのか、博多に到着した学生さんだったのかはわかりませんが、ある意味で、メンズスカートの普及に貢献できたかな?と私自身もちょっぴり満足しました。
そして博多駅から宿泊先のホテルまでメンズスカートのままでチェックインしました。そして部屋に入り、無事にメンズスカート新幹線の夢は達成されたのでした。
メンスカによる飛行機搭乗に続いて、メンスカによる新幹線乗車という夢を実現できて良かったと思います。ちょっとおおげさなことですが、自分の人生は一度しかありません、もちろん人生の中で実現できる夢とできない夢はあります。その中で実現できる夢はやはり自分が行動を起こさないとダメなんだな?と強く思いました。いろいろな部分ではずかしいこともしたのかもしれませんが、自分的にはこの夢を達成して良かったです。
今回のファッションは、大阪プレオフ会を行った時と同じものです。
本来であれば、日中の移動でしたので、オフ会当日と同じようなファッションの方が良かったのかもしれませんが、自分が満足するファッションで、メンスカによる新幹線乗車をして見たかったので、今回は昼間ではありましたが、黒のパンストにしました。
しかし、天気が曇天だったこともあり、黒でもそれほど違和感はなかったと思いました。
トータル的には、フォーマルな感じになったと思います。でも、個人的にはカジュアルよりフォーマルな恰好も好きなので、自分としては一番満足のいく恰好で、新幹線に乗れました。
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